8年前に駒ケ根に来た時、千畳敷カールにでも行ってみようかと思ったら、ロープウェイの修理のために運休していて乗れずじまいで、ほんのちょっと心残りがありました。その長い間にキャンプをするようになり、景色がいいという話も聞いて、キャンプしに行ってみることにしました。
駒ケ根駅
朝のロープウェイの混雑(2時間待ち)を知ってビビっていたので、休日の前日に行くことにしまいした。といっても、中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイ のサイトでは、8月10日も混雑予報がでていました。
移動手段ですが、高速バスだと10時過ぎ、18切符だと11時過ぎ到着で、18切符の方が1時間遅く着くのですが、昼ぐらいだと1時間違いは大差ないかとおもって、18切符で行きました。

まずは、駅に降りて、バス停を確認したら、スーパー(マルトシ 駒ヶ根駅前店)にダッシュです。11時07分に着いて、しらび平駅行のバスが11時30分なので、余裕があるわけではないです。スーパーで今日の食材の調達です。今日は、厚切りベーコンを焼いてみたかったのですが、なかったです。食材調達を終わらせてバス停で待ちました。

駒ケ根駅からからバスに乗る人は、10人もいませんでした。

しらび平駅へ
途中、菅の台駐車場に寄りましたが、そんなに並んでいない感じです。やはりピークは朝方だけのようですね。

しらび平駅につきました。噂の長蛇の列はありませんでした。

ブログなどで見かける噂の整理券案内板も使われていませんでした。整理番号は配られていないのですが、菅の台駐車場から乗った人は、すでにチケットを持っているので、しらび平駅で買う自分は、列の最後になりました。チケット売り場で帰りのチケットも合わせて買えました。

駅の売店では、お酒とかお土産品とかありました。

ロープウェイに全員乗れたのですが、ぎゅうぎゅうです。

千畳敷
7分30秒で千畳敷に着きます。

駅を出た途端にアルプスで、爽快な景色です。天候が良くて良かったです。遠くに見える、白い線のところを登っていくのかと思いました。

信州駒ケ岳神社にお参りをしたあと、売店を散策しました。

お酒がいっぱいあるのですが、ゴミは持ち帰りなのでビールを一本買いました。

昼食は、ソースカツどんにしました。頂上山荘では、キャンプ泊の人への食事は提供できないとのことなので、ここで腹ごしらえです。

宝剣山へ
千畳敷界隈をもっと散策したい気持ちを抑えて、午後1時13分に出発しました。緑に囲まれた道を歩いていきます。

ほぼ垂直な感じのところを登っていきます。写真では、そんなに伝わらないと思うのですが、「えっ、ここ登るの?」って感じの角度です。

登山道は整備されているので迷うこともなく進んでいけます。階段とかも整備されてます。ただ、階段につま先をひっかけて転びそうになったので、要注意です。

登って行って振り返ると、絶景です。遠くに”ホテル千畳敷”が見えます。ヨーロッパの山って感じがしますね。

乗越浄土(のっこしじょうど)に午後1時52分に到着です。

乗越浄土
宝剣岳へ
宝剣岳は、ヘルメットが推奨されているので、宝剣山荘で借りました。800円です。ついでに、荷物を置かせてもらいました。


この岩山を登ります。

”登山禁止”とインパクトのある看板です。岩場を登るのは三点支持とのことでしたが、登っていて気付いたのは昔渓流で遊んだ時が三点支持だったなぁということです。苔で足が滑るので、三点支持で歩いた記憶です。

「ここを登るの?」って感じです。ほかの人が登っているから登れるだろうという根拠しかないまま登りました。

午後2時19分に宝剣岳山頂です。岩のふもとに祠があったので、岩の上には登りませんでした。

山頂からみるホテル千畳敷です。

頂上山荘へ
宝剣岳を下りてヘルメットを返して、頂上山荘に向かいます。向かう途中で、宝剣山荘のテント場の横を通ります。ここも眺めがいいですね。

中岳を登ります。結構岩だらけで、足の置き場を探しながらになりました。

午後2時58分に中岳頂上に到着です。

中岳から見下ろすと、頂上山荘が見えます。テント場は、結構余裕がありそうです。

頂上山荘
受付に着いたのは午後3時過ぎでした。山焼けした歳をめされた女性が丁寧に受付をしてくださったのですが、何十年も山小屋にいるんだろうなと思わせる感じで、笑顔が素敵なので、それだけでまた来たいと思いました。

ペグうちではなく石にガイロープを結んで設営完了です。設営がすんだので、駒ヶ岳に登りました。

宝剣岳をみながら、千畳敷駅で買ったビールを飲みます。

ビールも飲んだので、下山したのですが何か動くものがいると思ったら雷鳥でした。砂浴びをしています。

テント場にもどって、売店が閉まる前に、グラスワインを買いました。ゴミを持ち帰る都合上、アルコールを減らしていたので、貴重なアルコール源です。

日の入りを見に、再度駒ヶ岳に登りました。登る途中で、さっきの雷鳥の家族が元気そうに歩いてました。

夕日に照らされた山々が美しいです。遠くに富士山も見えます。

日が沈みます。

日が沈んでもまだ明るいです。水を汲んで、晩餐の準備です。頂上山荘は水道があって、山荘の横についています。一応検査を受けていてそのまま飲めるのですが、心配だったら煮沸してほしいとのことです。

晩餐
まずコーヒーを入れます。

石井スポーツの登山食売り場に売っていた牛肉の卵とじです。ごはんは持ってきていないので、そのまま食べたのですが、お湯だけでここまでおいしいとはすごいです。

スーパーで買ってきた地酒とハイボールです。今晩は、これだけしかアルコールはありません。

スーパーで買った鶏肉のガーリックペッパー焼きです。

風が強くて、思いの外アルコールの消費が早いので、ソーセージも合わせて温めることにしました。

口直しのミニトマトです。

そして夜空です。ほんときれいです。雲がなく、こんなきれいな夜空は初めてです。山荘の受付の女性が、夜空もお楽しみくださいと言ってた意味が分かりました。

翌朝
日の出を見るために午前4時起きです。午前7時のロープウェイに乗るために、朝食を食べておきます。

日の出です。きれいです。

キャンプ場に戻ってきたら、こちらもいい景色です。こっちで、日の出をみてもよかったかも。

急いで帰る準備をします。午前5時43分に撤収完了して出発です。15分くらい予定から遅れました。

下山
後ろ髪をひかれながら、頂上山荘を後にします。といっても、8時がチェックアウトの時間なのですが。

宝剣山荘が見えてきました。

午前6時4分に乗越浄土到着です。7時のロープウェイには間に合いそうです。

ホテル千畳敷が見えます。時間が早いせいもあって、登ってくる登山客には会いませんでした。ちょうど降りたところにツアー客と思われる団体客が登ろうとしていました。

まだ、余裕がありそうなので剣ヶ池の方を回って帰りました。

千畳敷駅
午前6時34分に千畳敷駅について、アルコール補給です。

7時前にロープウェイ乗り場にいったら、すでにロープウェイは動いていて、9分間隔で運行していました。登ってくるロープウェイは、満員でしたが、下りは私一人でした。ロープウェイを降りるとバスがすでに来ていました。時刻表をみて気づいたのですが、この日は朝6時20分からバスが出ていました。知っていれば、6時50分のバスに合わせて降りたのに残念です。7時20分のバスだと電車への乗り換えが1分しかないので結構攻めた行程だったのです。

バスの運転手は無線を使って、口頭で位置情報を伝えながら運転していました。登ってくるバスの待ち合わせ場所を考えつつの運転のようです。ただ、市街地に入っても登りのバス優先になっていたので、駅には3分遅れで到着で電車には間に合いませんでした。交差点で待っているところで、動く電車を見たときは残念すぎました。

飯田線を豊橋まで下って帰る予定だったので、2時間電車を待つのも何なので、高速バスに空きがあったので、飯田までバスで移動しました。
徒歩キャン目線の情報
【近くのスーパー・コンビニ】
もちろんありません。頂上山荘でカップ麺やお菓子を売っています。
【アルコールの入手先】
- 頂上山荘: 缶ビールやワイン、缶酎ハイが売っています。気づかなかったのですが、生ビールもあるようです。
【入浴】
入浴施設は無いので、下山してから早太郎温泉 こまくさの湯に行くのが一番近い温泉です。