「遥かな尾瀬、遠い空」を夏に思い出したくて、尾瀬に行くことにしました。詩に歌われている水芭蕉も見たかったので、調べたところ、見頃は5月下旬から6月上旬だと知り、7月に行く予定を急遽5月末に変更しました。
バス移動
移動手段は色々ありますが、夜間に移動して朝から観光するほうが余裕が持てるので、尾瀬号の夜行便を予約しました。
日本旅行でバスを予約したところ、変更ができないことが分かりました。行きは降り場を間違えて、一番奥の大清水ではなく、終点の戸倉にしてしまいました。結果、キャンセル料として660円がかかりました。帰りは日付を間違え、再度キャンセル+手数料660円。どちらも10分も経っていなかったので、かなり凹みました。
発車オーライネットでも予約ができ、そちらの方がキャンセル料のみなので、次回は気をつけようと思います。
新宿バスタから尾瀬号に乗り、バス停に着くとちょうどバスが到着しましたので、そのまま乗り込みました。その後も乗り込んでくる人がいましたが、バスは比較的空いていました。雨予報だったせいか、金曜だからなのかはわかりませんが。

バスにはUSB端子が付いていないタイプでした。また、夜行バスというより観光バスの作りになっているため、寝心地はあまり良くなく、途中でバスが何度も停車するので、あまり寝ることができませんでした。しかし、バスの降車場所は当日でも変更可能で、さすが登山目的のバスだと感心しました。予約したものをキャンセルしなければよかったなと思います。
大清水バス停
大清水バス停に着くと、バスは戸倉に折り返していきました。もちろん、お店は開いていませんでしたが、自動販売機は稼働していました。帰っていくバスを見送ると、少し取り残されたような感覚を覚えました。

バス停近くの大清水湿原にも、水芭蕉が咲くそうなので、バス停から100m程もどって、行ってみましたが、咲いてませんでした。


大清水バス停と一ノ瀬を結ぶシャトルバスは、すでに運行しているものと思っていたら、6月14日(土)からという情報が。シャトルバスは、5時半からなので、1時間待つかどうか悩んでいたけど、選択肢はなく、歩くしかないですね。例年、シャトルバスは6月中旬の土曜日からみたい。
あと、一ノ瀬休憩所が老朽化のため、使えなくなったのは、調べていたのだけれど、5月16日から使える予定だったトイレも使えないらしい。3時間は、トイレに行けない。
一ノ瀬休憩所に着きました。トイレは使えないのですが、トイレの軒下で暑いので、レインコートの中の服を1枚脱ぎました。

渓流がいい感じで流れています。曇っていなければ、もっといい感じなのだろうなと思いました。

登っていくと残雪が増えてきました。三平峠あたりが結構積もっています。どこが、道なのかもわからない程です。

無事、三平下に着きました。

尾瀬沼
尾瀬沼ビジターセンターに向かいます。はじめは、尾瀬沼の南側を回って、沼尻休憩所に向かう予定でしたが、沼尻休憩所のトイレが明日5月31日から使用開始だそうなので、尾瀬沼ビジターセンターでトイレを済ませて行くことにしました。
有名な、燧ヶ岳です。撮影スポットで撮りました。

水芭蕉が結構咲いています。まだ、小さいです。

7時半過ぎに、尾瀬沼ビジターセンターに着きました。朝早くから開いていて助かります。それほど雨はふらなかったですが、雨風をしのげる場所があるのは安心です。

休憩場所もあって、リュックもおけるので、少し休みました。ビジターセンター内を観覧して、寄付をして、バッチをもらいました。山の鼻ビジターセンターでもバッチを買おうとおもっていたら、柄が違いました。オコジョが可愛かったのですが。

尾瀬沼北周り
残雪減っているかなぁと思ったら、斜面に雪が残っています。いくつかのツアーを追い抜いて進みました。白砂峠から、ツアー客が降りてくるのを待って登り始めます。自分の親の世代の人がツアーで来ていてびっくりです。コケたら、すぐ骨折してしまうのではと心配して見ていました。
ツアー客が降りきって、登り始めました。チェーンスパイク履いたほうが楽そうだけど、屈んでつけるのも面倒なので、そのまま登りました。
見晴らしに近づくにつれて、雪がなくなってきました。
見晴地区
見晴に到着です。SoftBankは尾瀬では電波が入らないので、auのpovoを使いました。見晴らしキャンプ場の山小屋付近では電波が入るのですが、自分の張ったテントに入ったところで電波が切れました。
キャンプ場はすぐ分かったのですが、燧小屋がわからず、逆回りに探してしまいました。尾瀬沼の方からから入いってきたら、原の小屋の手前の道を歩いていくのが最短でした。


風がどんな感じで吹くかわからならかったので、気持ち木々に囲まれたところに張りました。

キャンプ場の直ぐ側に、見晴らし休憩所があり、そのすぐ前に水場があります。見晴休憩所の前がトイレなので、キャンプして不便はありません。

テントを設営して、三条ノ滝へ向かいます。その前に、尾瀬小屋のステーキ丼です。おしゃれだな、でもちょっと物足りないかなぁと思いながら、食べてみると、肉厚もあり美味しかったです。

ビールも頼んだのですが、一口飲んで、確か尾瀬小屋のロゴが入っていたはずだと思い、反対側を見たらロゴが入っていました。


三条ノ滝
平滑ノ滝に着きました。岩の上を水が滑るように流れ、爽快な感じです。平滑ノ滝で満足していましたが、予定通り三条の滝へ行くことにしました。平滑ノ滝の先にあった小さな滝の先に道がなさそうだったので、戻る必要があると思い戻りましたが、どこにも分岐はなく、どうも戻りすぎたようです。よくYamaRecoの地図を見ると、小さな滝を渡った先に道が続いていることがわかりました。


滝を渡って行った先は、ホントの登山道でした。

山道を延々として歩くと、人工物の渡しが見えてきました。

渡しは、部分的に老朽化が激しかったですが、とても文明的なアルミデッキに出ました。よくこんなところに作ったなぁと思いました。


昨日の雨で水量が増え多分、迫力がありました。ほんとは、もっと下で見てみたいと思いました。
東電小屋散策
帰りは、直接帰らずに、遠回りして、東電小屋を回って帰ります。東電分岐です。

東電小屋につきました。

花豆のソフトクリームを食べることにしました。スタッフが、うまく作れなかっと謝られました。もしかすると、冬を越したのソフトかも知れません、

ヨッピ吊橋です。尾瀬には、他にも橋があって、木道以外にも歩いてて楽しいところがいっぱいです。

見晴、再び
尾瀬ヶ原の散策から帰って、一服して、お風呂に入りました。

湯船は狭いですが、登山の後に入れるって幸せです。お風呂から出て、尾瀬小屋の前の、桧枝岐小屋で、そばを食べました。日本酒もいただきました。

そして、晩餐です。鎌倉ハムの鎌倉煮と崎陽軒の真空パックの焼売を温めます。 風防は去年末に調達したのですが、有名なOPTIMUSは缶の封の部分に取り付けるタイプですが、この風防はバーナーの管の部分にはめるタイプで、そこが1cmである必要があります。PRIMUSのIP-2243PAやSOTOのOD-310にははまりませんでしたので、新たにバーナーを購入しました。

結構てんこ盛りになりました。

GOAL ZERO用のシェードを買って、持っているランタンにつけてみました。ちょうどいい感じですが、あまり光量を反射してくれるわけではありませんでした。

晩酌です。ゴミを減らすために、パックのものにしました。

明日の雨の予報だと、10時くらいから雨なので、7時に出発すれば、雨が降る前に鳩待峠につけそうです。
翌朝
朝の尾瀬ヶ原です。みんな、結構早くから起きて、散策してました。

朝食は、定番のカレーメシですが、今回はZIPLOCKに入れて持ってきました。

朝食を食べて、見晴休憩所に物を移してパッキングしました。

見晴らし地区を後にします。もうちょっと、居たかった。長居して、雨に振られても何なので、早く出発します。

鳩待峠に向かう途中に、今朝から登り始めた人と結構すれ違いました。水芭蕉の群生地です。もう少し、遅いほうが、いっぱい咲いてそうです。

逆さ燧ですが、燧ヶ岳も曇っていて見えません。

鳩待峠が見えてきました。多くのツアー客が、これから尾瀬って感じで降りてきます。

星野リゾートが新しい宿泊施設を作っていました。

戸倉地区
お土産やさんで、お土産を買って、そしてビールを買いました。お店のスタッフは、陽気な人でした。

戸倉の方に行くシャトルバスのバス停は、鳩待峠から少し降りたところにあります。10時半のバスに乗れればいいのでのんびり降りて行きましたが、オンデマンドのタクシーがまだ待っていたので乗りました。満席になるまで出発しないので、結局は、バスの時刻の少し前に出発しました。

戸倉のバス停に着いて、少し周りを散策しました。

バス停で、路線バスの時刻表をみました。沼田行きのバスは、結構ありますね。帰りは、こちらを使って沼田駅から電車でもいいですね。

温泉に入りました。アルカリ性の温泉で、肌がすべすべになります。

バス停で見てみると、尾瀬号は、当日でも空きがあれば、便を変えられるようなので、一便、早くしました。
お腹も空いたので、健太というお店に入ってみました。男性のマスタがーやってそうイメージだったのですが、女性の方が、二人で切り盛りしていました。


下山客がよく使うお店のようです。しばらくすると、お店は一杯になりました。
そのあと、酒屋でお酒を買いました。鳩待峠で買うより安かったです。

帰りの尾瀬号です。来たときより良いバスです。バスには、USBの端子がありました。

徒歩キャン目線の情報
【近くのスーパー・コンビニ】
- キャンプ場の近くにはスーパーコンビニはありません。
- 尾瀬小屋、桧枝岐小屋で、スナック類は売っていました。
【アルコールの入手先】
- 尾瀬小屋、桧枝岐小屋で買えます。燧小屋でも、生ビールを提供したりしているので、まずは困らないでしょう。
【入浴】
- 尾瀬小屋の日帰り入浴があります。