仕事で十和田湖の近くにある工場には、これまでに10回ほど行ったことがありました。でも、そのたびに忙しくて、十和田湖には一度も行けませんでした。ずっと行ってみたいと思っていたので、今回、小川原湖でキャンプをするついでに、十和田湖にも行けないかと調べてみました。すると、『宇樽部(うたるべ)キャンプ場』を見つけました。
『小川原湖畔キャンプ場』から『宇樽部キャンプ場』までは、Navitimeでは5時間弱と出ていました。実際にはもっと早く着けると思っていましたが、その日は風がとても強くて、思ったよりも時間がかかりました。ふり返ってみると、平均時速は約10kmになってしまい、全工程で6時間もかかってしまいました。本当は3時間台で着きたかったのですが、うまくいきませんでした。道には信号も少なかったのに、残念です。
サイクリング
三沢駅を通り過ぎてからは、しばらく田んぼや工場が多く見えました。市街地に入ると、きれいな桜並木があり、遅い春を感じさせてくれました。でも、花見をしている人は見かけませんでした。平日だったからかもしれません。

『十和田観光電鉄』の『十和田市駅』の跡地に来てみました。昔の駅の記念碑とか、なにか残っているのかなと思っていたのですが、そういうものは見つかりませんでした。ちょっと残念でした。

十和田市駅跡の近くにあるスーパーでカイロを買いました。今晩は、小さいカイロをたくさん貼れば大丈夫かなと思っていたのですが、実際は、大きいカイロを何枚も貼るくらいじゃないと足りないくらい寒かったです。

道の駅 奥入瀬ろまんパーク
さらに走って、道の駅で休憩と補給をしました。ここには、大型バスも停まれるくらい広い駐車場があります。そのぶん、お店までは少し歩くことになりました。中はけっこうにぎわっていて、人も多かったです。

露店が出ていたので、名物と言われているバラ焼きを食べました。バラ焼き丼も売っていて、あっちにしてもよかったかな〜と思いました。

道の駅にある奥入瀬ビールのブルワリーが見えました。自転車じゃなければ、一杯飲みたかったところです。でも、思っていたよりペースが遅くて、急がないといけません。どう考えても11時にはキャンプ場に着けそうになかったので、電話をかけてみましたが、お仕事中なのか繋がりませんでした。

奥入瀬渓流
なんとか奥入瀬渓流の入口までたどり着きました。本当は、時間に余裕があれば蔦温泉にも寄りたかったのですが、そんな余裕はまったくありません。11時にチェックインする予定でしたが、渓流の入口に着いたのが12時半。キャンプ場に電話して、14時ごろになると伝えました。

奥入瀬渓流に来ました。歩道はきれいに整備されています。自転車を押しながら歩いてみたのですが、枝が出ていたりして、少し歩きにくいところもありました。でも、渓流の雰囲気はとても良くて、気持ちのいい道でした。下流の方は駐車場がないせいか、人の姿は見かけませんでした。

車がたくさん止まっているなと思ったら、「石ヶ戸休憩所」という休憩スポットがありました。軽食も売っていて、ゆっくり休めそうです。でも、遅れているので、あまりゆっくりできず先を急ぎます。

進んでいくと、人が集まっている場所がありました。近づいてみると、大きな滝があって、とても見ごたえがあります。そこはバスの停留所にもなっているようで、見ている間にバスが停まりました。バスをうまく利用しながらハイキングするのも楽しそうな渓流です。その先にも、何本もの滝がありました。

十和田湖
やっと十和田湖に到着しました。湖が見えてくると、風が急に強くなりました。湖面はまるで海のように荒れていて、迫力があります。十和田湖までの上り坂は、思ったほど急じゃなくて、けっこう楽しく走れました。。

なんとか、宇樽部キャンプ場に着きました。

受付けをしてテントを立てたら、14時半を回っていたので、急いでヒメマスの食べられるところを探しました。今回の十和田湖で食べると決めていたのです。
ヒメマス&温泉
キャンプ場に来るときに開いていた、キャンプ場近くの『十和田家』は、戻ってみるとしまってました。『休屋』の方に行けばまだ空いているかなぁと思って、急いで、やってそうなお店に入ったら、15時半オーダーストップのようで、なんとか間に合いました(後で調べたら、Google Mapだと15時閉店になってる)。お店は『かえで食堂』で、民宿も営んでいます。

食事を終えて温泉に行こうと思っていたら、外に出ると雨が降っていました。
『十和田湖プリンス』では立ち寄り湯が利用できるとウェブページに書いてあったので行こうと思っていましたが、雨の中遠いのであきらめました。『十和田湖荘』も立ち寄り湯があるらしいのですが、公式ページにはその記載がなく、電話で確認するのも面倒だったのでこちらもあきらめようと思っていました。
すると、『とわだこ賑山亭』の軒先に”日帰り温泉”の文字があり、聞いてみると入れてもらえるとのことだったのでお願いしました。


温泉に入って、雨が少し弱くなるタイミングを見計らってキャンプ場に戻りました。テントはまだインナーテントを張っていなかったので、雨水が入っていないか心配でしたが、大丈夫でした。
雨の中の晩酌
管理棟は18時までなので、それまでのビールとおつまみを買いました。クラフトビールが何種類かあって、選ぶのに迷いました。明日も朝からサイクリングなので、アルコールが抜けるくらいの量しか飲めないので。雨が激しいため、テント内でゆったりと過ごしました。

晩飯は、きりたんぽです。十和田湖のJRバスターミナルのお土産やさんでかった、3本入ったお土産用のものです。調理方法を見たら、電子レンジで暖める方法しか載ってませんでした。とりあえず、鉄板であたためました。鉄板は、新調した、MiliCampのもので、100円均一のものと大きさは同じですが、厚みがあります。重たい分、100円均一のものより五徳の上を滑りにくいです。

洗濯
雨は深夜まで降り続くようなので、早めに寝て、早朝に洗濯をすることにしました。シャワーとコインランドリーは24時間利用できるので便利です。宿泊エリアから離れているので、洗濯の音も聞こえなさそうです。選択中に、ちょっと缶コーヒーでも飲もうと思ったら、軒先の自動販売機が故障していて買えませんでした。

きれいな小屋です。シャワー室とコインランドリーは、男女別々にあります。洗濯機は、洗剤自動投入タイプではなく、自分でいれる必要があります。

洗濯も終わって、乾燥もすませたので、朝食です。実験的に、カップヌードルに昨日の残りの南部せんべいをいれました。
宇樽部キャンプ場散策
明るくなってきたので、キャンプ場内を散策です。

トイレも新しい感じで綺麗です。

炊事場にかまどとかあり、分別収集のゴミ捨てばもあります。夜通し明かりがついてました。

朝食&撤収
そして、朝食です。


さて、撤収します。木々の間から十和田湖が見えます。晴れていると、もっと見晴らしがいいのだろうと思います。また、来てみたいです。

昨夜の雨でテントがドロドロになって、まだ濡れてました。

撤収を完了しました。テントが水を吸収しており、収納時に乾燥時よりもかさばってしまいました。

十和田湖観光
まずは、十和田湖神社にお詣りました。

そして、雨になったので行くのを諦めた『乙女の像』を見に行きました。

気がついたら、9時前になっていて、平日なので郵便局も開くし、この先はサイクリングを楽しみたいので、ゆうパックでもう使わないものを送ることにしました。青森->神奈川で、1320円でした。

リアバックやテントとかも送ったので、自転車もスッキリしています。

昨日、キャンプ場のスタッフに、『今日はどこか適当に泊まるつもり』と話したら、いくつか教えてくれました。
『桃太郎温泉』は、温泉に入った後に敷地内でキャンプができたそうですが、今は営業しているか不明だそうでで、調べてみたら閉館していました。とても残念。
『浪岡湿生花園キャンプ場』は予約不要で無料で利用できるけど、入口がわかりにくいところが難点とのこと。でも面白そうです。ふらっとよって泊まれる場所っていいですね。
ただ、天気予報は弘前は夕方から昼過ぎまで雨の予報なので、キャンプはあきらめました。雨の中での撤収はやっぱり避けたいです。
十和田湖を後に
もっと早く十和田湖を出るつもりでしたが、もう9時半になったので開き直って、ご飯を食べてから出発することにしました。バラ焼き丼もありましたが、昨日食べたのでソースカツ丼にしました。十和田湖を見ながらの食事はなかなか良かったです。

十和田湖を見渡せるだろう展望台に来ました。うっすら遠くに湖面かなとおもわれるところが見れました。これで本当に十和田湖とお別れです。


十和田湖から下ってくるとこちらにも渓流がありました。温川渓流と言うそうです。奥入瀬渓谷ほど盛り上がってませんが、なかなかいい感じの渓流です。こちらには雪が残ってます。

川沿いを十和田湖から降りてきたら、虹の湖というダム湖があって、道の駅が設けてありました。ジュースをかって、軽く糖分補給です。

ちょっと駅の南側をぐるっと回ったので時間がかかりましたが、無事に弘前駅に着きました。左手に見える長い行列は、弘前城のさくらまつりへ向かう臨時バスの待ち行列です。自転車を駐輪場に停めて、これからさくらまつりへ向かいます。

徒歩キャン目線の情報
【近くのスーパー・コンビニ】
- キャンプ場の近くにはスーパーコンビニはありません。
- 管理棟で、カップヌードルやおつまみ、ヒメマスの刺し身など売っています。
- 休屋の方にある木村ストアが一番近いですが、徒歩1時間くらいかかります。
【アルコールの入手先】
- 管理棟で、クラフトビールが売っています。宇樽部キャンプ場のオリジナルのクラフトビールもあります。
【入浴】
- シャワーがあります。3分100円です。
- 休屋の方に立ち寄り湯がありますが、徒歩1時間くらいです。