以前、三沢の寺山修司記念館に訪れた際にレンタサイクルを借りてサイクリングをして、とても気持ちよかったので、次は自分の自転車でまたサイクリングに来たいと思っていました。地図を見ると湖畔にキャンプ場があり、温泉もあるので、キャンプにも最適だと感じました。そこで今回は、サイクリング・キャンプします。
まずは、三沢まで輪行です。

のんびり自転車をくみたててサイクリングに出かけました。家を出る前は13時ごろに小雨の予報が出ていましたが、現地に着くと雨の予報がなくなっていてホッとしました。まずはタオルを忘れてしまったので、100円均一を探して買いました。スーパーの一角にありました。

寺山食堂
まずは、腹ごしらえと思っていましたが、キャンプ場に回り込んでしまって、ぐるっと遠回りして、食堂『おおせっか』に到着です。

念願の『寺山食堂』を食べることができました。盆を模したお皿とコカ・コーラがポイントです。

『寺山食堂』とは実際に現在存在するお店の名前ではなく、寺山修司の伯父が経営していた食堂の名前を冠し、寺山修司の逸話を取り入れたメニューのことです。盆カレーのほかに、寺山定食や寺山セットなどがあり、三沢の飲食店で提供されています。前回訪れた際は、レンタサイクルを返した後にご当地グルメを探して観光センター近くのお店に行きましたが、その日は休みで食べられませんでした。
ミス・ビードル号記念広場
盆カレーを食べ終わり、キャンプのチェックイン時間までまだ余裕があったので、『ミス・ビードル号記念広場』に行ってみました。

来てみたら、ほとんど人がいませんでした。展示内容もなかなか面白そうですし、太平洋が一望できる展望台もあります。近くにはトイレもあって整備されているのに、ちょっともったいない気がします。でも、三沢から太平洋を無着陸で41時間かけてアメリカまで飛んだなんて、本当にすごいですね。
小川原湖畔キャンプ場
キャンプ場に戻ろうとしたら、風が急に強くなってきました。時速、10kmぐらいになってしまいます。キャンプ場につくのが、予定より15分遅れました。

キャンプ場では本当に風が強かったです。管理棟で受付をしたときに受け取った書類が飛ばされないよう、体で風を避けながら歩きました。スタッフの方々はとても丁寧で、自転車利用だったため、温泉に登る階段のすぐ下の場所を案内してくれました。
『なっぷ』で予約するとオートキャンプの1泊2,200円のプランしか表示されませんが、オートバイや自転車の場合は1泊550円なので、徒歩や自転車利用の方はキャンプ場に直接電話で予約するのがおすすめです。
受付中にかかってきた電話の会話が聞こえてきましたが、ゴールデンウィークの後半はかなり埋まっているものの、まだ空きはあるとのことでした。さすが、日本で11番目に大きなキャンプ場ですね。
受付を終えて自転車を押していると、突然雨がぱらつき始めました。まず、宿泊する表示の『泊』のプラカードを指して、設営開始です。

雨脚が、強くなりそうなので、急いでテントを立てましたが、風が強くて大変でした。雨降らない予定だったのでは?

ガイロープで風対策もしました。重さはありますが、25cmのチタンペグを持ってきて本当によかったです。地面は、それほど硬くありませんが、所によっては、近くに落ちていた枯れ枝で叩く必要がありました。

雨も激しくなってきて、外に出るのは少し厳しい状況です。どうしても『寺山修司記念館』には行きたいので、コーヒーを飲みながら作戦を練りました。風が強いため、前室で湯を沸かして過ごしました。

キャンプ場施設
年季を感じるかまどと炊事場があります。右奥に見えるのがトイレ&シャワー等です。年季を感じますが、きれいに清掃されてます。

ごみ捨ては、管理棟の裏にあります。

観光
雨雲レーダーを見ていると、15時には小雨になりそうだったので待っていました。小雨になったら止んだので、急いで『寺山修司記念館』に向かいました。

館内のイベント紹介を拝見していたところ、5月4日が寺山修司の命日で、その日に関連イベントが開催されるようです。ぜひまた訪れたいと思いました。(前に来たときもそう思った記憶が)
まだ『くれ馬ぱ~く』の閉店時間まで余裕があったため、寺山修司の詩碑は見ずに道の駅みさわへ向かうことにしました。食堂『おおせっか』のスタッフの方からは青森県立三沢航空科学館をおすすめいただきましたが、最終入場時間に間に合わなさそうだったため、今回は見送ることにしました。

『くれ馬ぱ~く』は思っていたほど賑やかではなくて、ちょっと驚きました。エアフォースバーガーを食べたかったのですが、16時でオーダーストップでした。売店は営業時間を延長していて、18時半まで営業しているとのことでした。
まだギリギリ先人記念館に入れる時間だったので、そちらに行ってみました。廣澤安任という幕末に活躍した方について展示されていて、私にとっては初めて知る人物でした。

『くれ馬ぱ~く』に戻ってきて、ごぼう茶ソフトが買えると聞いたので、さっそく食べました。あとは夜のおつまみやお菓子も買いました。

小川原湖一周
ここまで来たら当初の予定通り、小川原湖一周です。サイクリングしている『仏沼』というところにラムサール条約に登録されている湿地がある標識が出ていたので、どんなところだろうと思って、自転車を進めました。湖に面してあると思っていたのですが、後で調べると、道路を挟んで東側にありました。一面葦が茂っているところがあるなぁと思ったら、そこが湿地でした。

こっちの仏沼地区水辺広場のほうが、湿地だと思ってましたが、違いました。このあたりはしじみが取れるそうです。

あとは湖を一周することを目指して走りました。湖岸沿いの道はカーブが多くてくねくねしていますが、景色がとてもきれいで気持ちよかったです。ただ、その分時間はかかってしまいました。

キャンプ場到着
18時で門が閉まるような記憶があったので急いで戻りましたが、どうやら通行規制があるのは夏季の期間のみで、8時から18時のあいだキャンプ場内の車両通行が制限されるようです。

Google Mapでは食堂の営業時間が21時までと表示されていたので、まだ余裕があると思っていたのですが、実際は20時までで、ラストオーダーは19時半でした。着いたのは3分遅く、間に合いませんでした。仕方がないので、温泉に入ることにしました。

帰りに夜のお酒を買いに薬店に寄ったんですが、ついでにカップ麺でも買っておけばよかったな〜と後から思いました。お酒を買ってなければ、食堂にもギリ間に合ったかも。ちょっとお腹すいてますが、今夜は花見酒です。

翌朝
朝は、思ったより早い時間から車の音が聞こえてきて、それで目が覚めました。眠ることはできましたが、予想以上に冷え込んで、薬店でカイロを買っておけばよかったなと思いました。
朝食は、『寺山修司記念館』で買った『寺山のモカ』と、『くれ馬ぱ~く』でかったチーズパンです。


当初は7時ごろに出発する予定でしたが、のんびりと周辺を散策してから撤収することにしました。「翔翼の碑」が湖岸にあると案内にあったのですが見つからず、探してみると、キャンプ場から少し登った場所にありました。

少しのんびりしすぎて、出発が予定より1時間ほど遅くなってしまいましたが、朝早く起きて市街地の温泉に立ち寄ってから出発するのも良かったかもしれません。青森には、早朝から営業している銭湯(温泉)が多いのも魅力ですね。
キャンプ場を出る際は、受付時にいただいた説明書と『泊』のカードを管理棟のポストに投函して、キャンプ場を後にしました。

徒歩キャン目線の情報
【近くのスーパー・コンビニ】
- キャンプ場の近くにはスーパーコンビニはありません。
- おおせっかとう食堂が、階段を登ったところにあります。
【アルコールの入手先】
- 近くにお店はありません。
【入浴】
- シャワーがあります。5分100円です。
- 市民の森温泉浴場が、階段を使って、サイトの位置によりますが、徒歩5分~10分くらいでいけます。
- 市内 大人160円/小人80円, 市外 大人220円/小人110円