雷鳥沢キャンプ場 -真っ白な世界-


景色がいいと聞いていたので、7月1日に山開きですが、1日早い、6月30日に
にキャンプすることにしました。キャンプ場のトイレが混むそうなのでそれを避けたかったのです。

この時期だと新宿からの扇沢駅直通の夜行バスは、金曜土曜発しかバスは出ておらず、木曜発だと、まずは、夜行バスで松本まででてそこから信濃大町経由で、扇沢まで向かう必要があります。トップシーズンだと毎日でているようです(新宿→安曇野・大町・白馬)。

松本駅

松本駅です。去年の上高地以来です。

松本駅
松本駅

電車が来ました。松本駅に5時56分の電車で、信濃町に向かいます。

列車到着
列車到着

信濃大町で降りると左手にバスが来ていたので乗り込みました。立山黒部アルペンルートきっぷを買う際に、信濃大町から扇沢までのオプションを追加していたので、あとは扇沢駅まであとは待つのみです。7時51分に扇沢駅に到着予定です。

扇沢駅

扇沢駅についてみても、山開き前の平日ってこともあり、すいてます。10人ぐらいしか乗客はいませんでした。

扇沢駅
扇沢駅

切符売り場もすいています。

扇沢駅切符売り場
扇沢駅切符売り場

僕はWebきっぷの予約をしていたので、切符売り場の右横にあるWEBきっぷの発券のみ行いました。扇沢駅から富山に抜けるには、12170円かかります。信濃大町から富山駅まで、5000円かからないので、あとの料金は観光料金ってことになります。

立山黒部アルペンルート切符
立山黒部アルペンルート切符

バスの時間が来たので乗り込みます。電気バスなので、屋根のパンタグラフ?が印象的です。

扇沢のバス乗り場
扇沢のバス乗り場

黒部ダム

あっという間に黒部ダムです。展望台に出ました。ダムの壮大な景色です。ただ、風が強くて帽子が飛ばされそうで、早々に撤退しました。

黒部ダム
黒部ダム

曇っていますが、それなりに山々が見えます。

黒部ダム展望台からの景色
黒部ダム展望台からの景色

ダムの上に出ました。ここでも風が強くて、のぞき込むのに勇気がいります。

黒部ダムからの景色
黒部ダムからの景色

水をためている側です。結構晴れてきたので、このまま晴れていてほしいと思いました。

黒部ダム
黒部ダム

ダムを渡ってからケーブルカー乗り場まで、秘密基地の内部見たいなところを歩きます。

ケーブルカー乗り場への道
ケーブルカー乗り場への道

ケーブルカー乗り場ですが、ケーブルカーの長さよりかなり長い階段上の乗り場があります。

ケーブルカー
ケーブルカー

黒部平

黒部平に着いて、散策したあと、黒部そばを食べました。

黒部そば
黒部そば

食べ終わったら、ロープウェイの出発時間まで、まだ2分あったので急いで乗ることにしました。黒部平にいても、曇ってて見るところもないので、移動することにしました。

乗り込んでみると、重しがいっぱいです。この、立山ロープウェイは、駅と駅の途中に支柱のない変わった構造で、ぶら下がることに安定しているそうです。
そのために、お客が少ない時は、重しをいれるそうです。

ロープウェイの重し

ロープウェイは霧の中の運行でした。なにも見えません。大観峰も特に見るところがありませんでした。

霧の中のロープウェイ
霧の中のロープウェイ

室堂に向かうバスです。このバスを降りれば立山です。

室堂へのバス
室堂へのバス

室堂

室堂駅について、登山届をだしたのですが、「今日登るの?」と言われました。天気予報をみて難しいといいますが、でも、ダメとは言いません。一ノ越まで行ってから考えますといって室堂駅を出てみましたが、真っ白です。これだと、登るも何もたどり着けないと思いました。天気予報を見せながらより、ライブカメラを見せながら説明してくれた方が説得力あるなぁと思いました。

真っ白な景色
真っ白な景色

室堂駅の前の玉殿の湧き水です。水汲みに並んで混んでいる写真とか見ていたのですが、だれも、水を汲んでいません。風で、水がなびくので水汲みが大変でした。

玉殿の湧水
玉殿の湧水

雷鳥沢へ

みくりが池あたりに来ましたが、池などみえません。みくりが池温泉を通過です。入ってみたい温泉です。

みくりが池温泉
みくりが池温泉

雷鳥沢に行く標識はがあるのですが、100m先は見えません。

雷鳥沢方面標識
雷鳥沢方面標識

このあたりから、小雨が降ってきて、レインコートを着ればいのですが、すぐやむかと思っていたら、びしょぬれになりました。そして、雷鳥荘まできました。

雷鳥荘
雷鳥荘

雷鳥荘の先で、歩道が雪で覆われていて、「ほんとにここは道なのか?」、「明日、山開きだよね?別の道があるの?」と思いながら、やっぱり道のようなので降りていきます。

凍った歩道
凍った歩道

降りていくところで、カエルの鳴き声が、聞こえたので、「雷鳥の鳴き声はカエルっぽい」とどこかで読んだ記憶が浮かんで、見てみると雷鳥が飛んできました。霧ばっかりで、落ち込んでいるところを励ましてくれていると勝手におもいました。

雷鳥
雷鳥

雷鳥沢ヒュッテが見えました。もうすぐキャンプ場です。

雷鳥沢ヒュッテ
雷鳥沢ヒュッテ

雷鳥沢キャンプ場

降りていきながら、キャンプ場しまってたら、山小屋泊まりかなと思っていましたが、テントが三つありました。

雷鳥沢キャンプ場
雷鳥沢キャンプ場

雷鳥沢キャンプ場で、受付けをしたのですが、「今日、本当にテント貼るの?、今夜はひどくなって明日も雨が続くよ。山小屋に泊まった方がいいのでは?商売なのテントを張ってもらうことは構わないけど」と言われましたが、テントを張ることにしました。ここで、受付の人と情報のずれがありました。昨日の天気予報でふっても夜に雨が5㎜ぐらいで、吹いても風速7mぐらいと思っていたので、ギリギリキャンプできるなぁと思っていました。

風の向きを気にして立てたのですが、立て終わってみてみると風に垂直になってますね。雨が降っているので、立て直す気も出ず。

設営完了
設営完了

まずは、コーヒーを入れて一服したら、今後の方針を決めます。

コーヒーを入れて一服
コーヒーを入れて一服

来る途中に滑って、水袋を落としたら、水袋が破れました。そういうこともあるんだとびっくりです。とりあえず、コーヒー分は確保できました。

水袋
水袋

再び室堂へ

ひとまず、夜のビールを買うこともかねて、室堂駅に戻りました。天候のせいでしょう。人がいません。

室堂駅
室堂駅

びしょぬれなので、レストランとかには入らず。越中まん(黒部名水ポークまん)を食べました。僕の登山靴は、撥水タイプで防水ではないので靴の中にも水が入ってしまいました。

越中まん
越中まん

お店でビールを買ったのですが、自動販売機でもビールが買えます。

自動販売機
自動販売機

立山自然保護センターが室堂駅近くにあったので、入ろうとしましたが、レインコートを脱いでくださいと案内がでていました。上はレインコート脱げますが、下は撥水加工のクライミングパンツなので、脱げないので諦めました。

立山自然保護センター
立山自然保護センター

みくりが池温泉

びしょびしょなので、帰りにみくりが池温泉に入るをためらったのですが、やっぱり来た記念に温泉入ってピザでも食べたいなぁとおもって、「ずぶぬれでもいいですか?」と聞いたら、大丈夫とのことで、受付けすぐ横にある乾燥部屋にレインコートを干させてもらえました。下が、撥水加工のクライミングパンツだったので、脱げないのが残念で、下のレインコートも持ってくればよかったと思いました。

乾燥部屋
乾燥部屋

雨に打たれた後の温泉というだけで、なんかほっとします。晴れていれば、山々が見れるのでしょうけど、真っ白でした。

みくりが池温泉
みくりが池温泉

お風呂のあとのビールとピザです。窓の外が白く飛んでいますが、飛んでいなくても真っ白です。晴れていたらきっときれいな景色なんだろうと思いました。

ビールとピザ
ビールとピザ

再びキャンプ場へ

帰ってから、少し休憩して、おでんを作りました。室堂駅で買ってきたビールとともに食べました。風が強いので、リスクを承知で、テント内で料理しました。
風がつよいので、アルコールストーブが安定しません。

おでん
おでん

今回は軽量化のためにアルコールストーブに、クッカーのみで料理です。ただ、肉とか焼くのに、クッカーの蓋のフライパンでは焼く料理は難しいとおもいまいした。

晩飯を食べた後、少し横になりました。浸水していてびっくりしましたが。漏れこんだというより、フライの耐圧を超えて雨が入ってきているようです。フライ近くに顔を持っていくと水しぶきが顔にあたります。

風も雨も弱くなってきました。どうも、数十mmの雨と風速10mを超える風があったようです(後でニュースを見て知りました)。本当なら、キャンプやめるべき天候ですね。山の天気の変化にびっくりしました。
締めに、ハイボールと日本酒です。あと、室堂で買ってきたビールが2本あるのですが、雨の中トイレに行くのが面倒なので控えました。

呑みおさめ
呑みおさめ

この後寝たのですが、エアーマットがあるので、浸水した水には直接触れないでいいのですが、寝袋が湿っていてちょっと気持ち悪いです。リュックに入れていたのになぜと思いましたが、レインカバーの内側に水が溜まってそれでリュックの下側にあった寝袋がぬれたようです。

翌朝

一晩中風が吹いていたので、熟睡できたわけではないですが、寝れました。早めに起きて、雨雲レーダーを見つつ時間を見計らって、雨の中撤収です。テントは、まるっとビニール袋に入れました。

撤収完了
撤収完了

なるだけ早く、雨風をしのげるように急いで、室堂駅まで戻ってきました。室堂駅の入口が、シェルターへの入り口のように感じられ、あの扉の先には安全なエリアがあるんだと感じました。

室堂到着
室堂到着

雨と風をしのげるというのは、ほんと安心ですね。びしょびしょだった服を着替えて、床に滴った水を拭いて休憩です。昨日、呑めなかったビールを飲みました。おいしかったです。

下山

美女平行きのバスが来たので乗り込みました。左側に座ったのですが、称名滝や仙洞スギを見るなら、右側です。

美女平行きバス
美女平行きバス

美女平について、ケーブルカーまで時間があったので周りを散策しました。美女杉という杉がありました。

美女杉
美女杉

ケーブルカーの時間になったので乗り込みます。車両の先頭(下側)には、大きな荷物が置けるように荷台があります。

びじょだいら
びじょだいら

ケーブルカーを降りて、電車までに少し時間があってので、白エビのコロッケと久しぶりにブッセという言葉をもつけてブッセも買いました。

車窓を見ながら時々うとうとしつつ、富山駅に着きました。朝までの景色と全く違ってます。

富山駅
富山駅

この後、富山美術館いって金沢で21世紀美術館に行って兼六園を見て帰りました。

歩キャン目線の情報

【近くのスーパー・コンビニ】

  • ありません

【アルコールの入手先】

  • ロッジ立山連峰(徒歩約15分)
  • 雷鳥沢ヒュッテ(徒歩約15分)
  • 雷鳥荘(徒歩約30分)
  • みくりが池温泉 (徒歩約45分)
  • 室堂売店(徒歩約60分)

【入浴】

  • キャンプ場には、シャワーがありません。
  • ロッジ立山連峰(徒歩約15分)
  • 雷鳥荘(徒歩約30分)
  • みくりが池温泉(徒歩約45分)



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