マークシティバス乗り場
去年、マークシティから夜行バスに乗った際に、待合室に登山する恰好の人がいました。どこに行くんだろうと、待合室のビラを見てみると上高地行きのバスの情報が書かれていて、こんなに簡単に行けるなら、いつか行ってみたいと思っていました。
それまでは、上高地に行くには駐車場からシャトルバスに乗ったりして、自然豊かなところに行く分、ひと手間かかるものと思っていました。
最近、キャンプ場がバスターミナルから近くて、料金も手頃というのを知って、紅葉の季節にキャンプに行くことにしました。
ちょっと家を出るのが遅くなって、15分前に待合室につくと、去年と違って、人が多かったです。もう、with Coronaなんでしょうか。カウンターの席は空いていたので、座って一杯です。バスも既に着いていたのですが、10分前から乗車でした。紅葉の季節もあってか、今日のバスは満席でした。

それにしても、渋谷から上高地までの夜行バスで、4列シートで1万円って、高いですね。東京から大阪で、3列シートで1万円ぐらいなので、一般車両の駐車場から上高地までのシャトルバス代相当の金額も入っている料金ですね。トイレ付きのバスですが、途中、2カ所のサービスエリアで休憩がありました。
上高地バスターミナル
上高地バスターミナルにつきました。たくさん人がいます。この暗闇の中、異様な感じです。今日の行程を確認をしている人や、トイレ休憩している人いろいろです。僕もトイレに入りましたが、チップ制で、財布を探すのに手間取りました。リュックは邪魔なので、外に置きました。

ちょっとバスターミナル内をウロチョロしたら、朝から食堂がやってました。上高地、恐るべし。朝、カレーメシを食べる予定が無ければ、入っていたところです。

キャンプ場への道とか、非常に暗いので、LEDランタンとかリュックからだして用意しておいた方がよかったかなぁと思いました、夜目なのと途中で明るくなってきたこともあって、問題なく歩いてキャンプ場まで行けました。

小梨平キャンプ場
キャンプ場の受付が朝6時からだったので、15分前に受付前にいたら、朝礼の最中で、朝礼が終って出てきたスタッフが、テントを立ててから受け付けに来ていいと言ってくれたので、そうしました。確かに、受付に来る途中で、キャンプ場を横切ったらテントを張り始めている人もいたので、そういうルールみたいです。

川のそばというか、穂高連峰がみれるところがいいので、キャンプ場をウロチョロしまして、Lエリアにしました。チェックアウトが13時なので、朝6時だと撤収する人はいません。8時くらいに撤収する人はいました。2,3泊する人もいて、この時間で空きを待つのは得策ではないと思います。

テントが張れたので、キャンプ場の受付に行ってから朝食です。今回は、軽量化の実験でに、アルコールストーブだけにしました。6ozヒップフラスコから、アルコールが袋内でしみ出ててびっくりしましたが。

コーヒーを入れるのとカレーメシ用のお湯に、2個のアルコールストーブを使いましたが、LIXADA のアルコールストーブは、火力が強いので、コーヒーとカレーメシ分のお湯をまとめて十分沸かせますね。

河童橋と上高地ターミナル散策
今日は、大正池まで行って、それから、徳沢まで行って戻ってこようと思っています。その前に、小梨平キャンプ場の売店に行ってみました。噂通りの品ぞろえでした。ただ、二つくらい棚が丸っと開いていたので、本当はもっとあるのかなぁと思いました。
9時くらいに河童橋に着いて、お土産を物色したあと、ちょっとカレーメシだけだと少し足らなかったので、おやきを買いました。ここの売店では、お弁当も売っていました。キャンプ料理しなくても食うには困らないところですね。


明るくなったバスターミナル回りも、散策です。ここにもお土産屋さんがあって、上高地ってお土産を買うのには困りませんね。インフォメーションセンターで上高地のマップとかないかなぁと思ってみたのですが、見つけられませんでした。


大正池と田代池
バスターミナルの散策も終わって、大正池に向かいます。梓川沿いを歩きました。大正池でバスを降りる人が多いのか、大正池の方から歩いてくる人の方が多かったです。川の底が青くて神秘的で、川を挟んだ穂高連峰がもいい景色です。熊対策の鈴を持ってきていたのですが、テントに忘れました。だた、人が多いこともあって、どこかで鈴がなってました。


河童橋から、1時間くらい歩いて大正池に着きました。ほんと水がきれいです。水面に反射している穂高連峰もいいです。焼岳が大正4年に噴火して梓川が堰き止められて出来たそうです。いまは、令和なので、大正は遠い昔に感じます。

帰りに、田代池も寄りました。青い大正池と打って変わって赤くて綺麗です。「ちっちゃ」と思ったのですが、歩いて来られるのは、池の下流の末端のほうで、上流の方は広いみたいです

田代池からの帰り
田代池からの帰りは、川沿いではなく林道の方にしました。こちらもこちらで、楽しく歩けます。人が少ない分、歩きやすかったです。

田代橋のところでで橋を渡って、来た時の川の反対側を歩きました。上高地温泉ホテルについて、外来入浴の時間をみると朝も外来入浴をしているようです。上高地の公式サイトでは、12:30~15:00とありましたが、7:00~9:00もやっているようで、明日の朝、来ようと思いました。上高地温泉ホテルの売店で、ハードシードルを買いました。1010円しましたが、珍しいので呑んでみました。結構ドライで美味しかったです。

シードルの瓶のラベルをみてみると、アルコールが8%、この後、4時間近く歩くの大丈夫かなと思いました。
明神へ
河童橋まで戻ってきて、「ショップ白樺」で、明日買うお土産などを物色しました。ちょっと小腹がすいたので、バタークッキーを購入。素直なバタークッキーでした。これから、明神の方まで歩きます。


歩いていると湿原の中に入りました。岳沢湿原というそうです。とってもいい雰囲気です。冬は、もっと絵になるのかなと思いました。

明神橋を渡りました。吊り橋なので、人が歩くと結構上下に揺れますね。大分熱くなってきたので、温度計を見るとこの時間で、21度でした。来る前に服装をどうしようかと、天気予報を見ていたのですが、最高気温が23度と13度のところがあって、念の為、温かめの服装にしていたのですが、23度の方が正解でしたね。10月中旬は、冬の服装って書いていたのですが、この日は、秋の服装で十分でした。歩いている途中でロングTシャツ1枚にしました。

明神館について、「神社、どこだっけ?」と思ったのですが、川側を歩いていた所為か神社に気づかないまま来てしまいました。もどるのもなんなので諦めます。なにか食べようかとも思いましたが、店内は混んでたので、そのまま徳沢まで歩くことにしました。

徳沢へ
徳沢に行くときも川のすぐそばを歩くのですが、川幅のわりに、川が細く、上流のわりに川の石が小さいのが不思議でした。雪解けの時は、川幅いっぱいになるのかなぁと思いながら散策です。

徳沢まで来ました。ここは、開けたところにテントを張るんですね。ただ、この辺りでも、紅葉はしているのですが、期待した紅葉は見られなかったです。もっと、赤が欲しいのです。

ここ「みちくさ食堂」で腹ごしらえです。ピザもいいかなと思いましたが、お腹に溜まりそうなカレーにしました。ネパールのスパイスとか書かれていたので、流行りのスパイスカレーかなと思ったのですが、昔ながらのカレーで美味しかったです。インポートビールがあったので、それをを呑もうかと思ったのですが、古風なラベルのサイダーが目について、それにしました。


みちくさ食堂の営業時間ですが、7:30~14:00(ラストオーダー) だそうですが、13時くらいで蕎麦が売切れたようなことを言ってました。早めに行った方がいいですね。
7:30から、営業していることを考えると、涸沢に向かう人が朝寄って食べることを考えているのかとおもいます。涸沢もいつか行ってみたいと思います。
カレーを食べたので、あとは、一挙に小梨平まで引き返します。16時のお風呂なので、15時くらいに着けばいいかと思っているので余裕かと思います。
小梨平キャンプ場に戻って
小梨平キャンプ場に引き返してきましたが、熊にも猿にも出会いませんでした。猿ぐらいには会いたかったですね。


堤防にでて、穂高連峰をみながら、お風呂までの時間をつぶします。日の加減で、山の様相が変わって行くのを見ているのも飽きませんね。

お風呂の後に夕食をたべる準備のために、クラフトビールが売っている五千尺のお土産やさんにクラフトビールを買いに行って、小梨平キャンプ場の売店でソーセージと豚肉と日本酒を買いました。牛肉は売り切れです。お風呂に入っている間に融けるのを期待して、お風呂に行きました。



熊の関係でBBQが禁止になっていて、コンロでも長時間にわたって焼きながら食べるのは禁止だそうです。ささっと調理して食べることが推奨されているようでした。なので、お土産屋さんで売っていた冷凍の焼肉は諦めました。



ビールを一本呑めませんでしたが、そのまま寝てしまう前に、食料品をまとめてコンテナに入れます。未開封の食品も含めてです。テントに置いておくと、人間がわからない臭いも嗅ぎつけて熊が来るそうで、実際、それで被害にあった人がいるようです。食料コンテナに、食料をいれる巾着袋などを持っていくのをお勧めします。食料袋につける名札は、キャンプ場の受付の際にもらえます。

翌日の朝
6時前に起きると、堤防には朝日を浴びる穂高岳を見るために何人かの人が既にいました。温度計をみると9度ぐらいでした。これくらいだったら、3シーズンシュラフに加えて寒さ対策でよかったかも。

朝は、昨晩買ったカップ麺とコーヒーです。食料コンテナから取り出してきました。食べ終わった後、マットとかシュラフを片付けて、それから、温泉に入りに行きました。

20分くらい歩いて、7時半に上高地温泉ホテルにつきました。売店の横が外来湯の入口で、その横の小屋の中に自動販売機とならんで、入浴券の自動販売機があります。大人、800円です。入った温泉は、「梓の湯」の方でした。この時、「暁の湯」は、女性客用だったので、日か週で入れ替わると思われます。


温泉に入ったのですが、一人くらいしか入っておらず、すいてました。紅葉をみながら露天風呂に入るのはほんと贅沢ですね。外の桶の風呂は、とってもぬるかったので冷える朝には向いていませんでした。
温泉を出た後、昨日、呑み切れなかったビールを呑みました。

撤収
後は、撤収して帰るだけです。上高地温泉からキャンプ場に帰る途中でお土産も買って、撤収です。撤収には、40分くらいかかりました。

まだ、バスまでに時間があるので、小梨平キャンプ場に来た記念に、小梨平食堂で、サバの煮込み定食を食べました。美味しかったです。

ソースかつ丼にしようか迷いましたが、ちょっとさっきカップ麺を食べたのでヘビーかなと思ってやめました。
最後に、昨日から目をつけていた5千尺の売店で、クラフトビールです。

3種類も松本ブルワリーのタップビールを出してました。1種類と思いこんでいたので、最後に呑むことにしたんですが、3種類もありました。それを知っていれば、昨日から呑んでいました。今回はヘイジーIPAのHalleを頼みました。

カウンターの男性とは、注文以外の会話をしなかったのですが、ビールが好きそうな感じでした。そういうところでビールは買いたいですね。
帰りのバス
ビールを呑んでいたら、バスの発車時刻10分前だったので、急いでバス停に向かいまいした。帰りも、高速バスで渋谷まで帰る予定でしたが、渋谷で17時からの予定が出来たので、電車に切り替えました。上高地から松本までのバスは、席は決まってませんが要予約です。上高地バスターミナルの乗車券窓口でも、予約購入できるようです。僕は、発車オーライネットで予約しておきました。

上高地バスターミナル以外からも乗客は乗ってきましたが、10席ほど開いてました。そのあと、一般車両の駐車場がある沢渡バスターミナルで半分くらいの人が降りました。
予約は、上高地から松本駅までなのですが、新島々で上高地線で乗り換えです。開発が開く5分くらい前に、駅員さんがメールの乗車券の人に上高地線のチケットを配ってました。


松本散策
松本駅での特急あずさへの乗り換えに、1時間、時間を作って、8年ぶりに松本の町を歩きました、もちろん、キャンプ道具はロッカーに入れて。観光客が多くて、歩きにくかったですが、いろいろ変わってました。松本市博物館は来年移転先でオープンとか信毎メディアガーデン(時間が無いので外から見ただけですが)が出来ていたりとか。松本城はもちろん変わってません。千歳橋の袂のカエルも健在でした。


帰りの電車について
帰りに乗る特急あずさの指定席券は購入してたのですが、乗車券は松本駅で買おうと思ってまだでした。バスの中で帰りの切符の乗車券を調べたのですが、松本まで東京近郊区間になっているので、結構距離がありますが途中下車できません。渋谷で途中下車するには北松本から切符を買う必要があります。そこで調べたところ
- 北松本→渋谷→横浜だと、4510円
- 松本→渋谷で、4070円
渋谷から東横線で帰った方が安くない?ってことで、切符を買わずにSuicaを使いました。ちなみに、北松本->八王子→東神奈川→横浜でも4070円。
バッテリーの充電
話が変わるのですが、思の外、バッテリーの消費が多く、iPadと携帯を充電し終わって、モバイルバッテリーが空になってしまいました。特急あずさに乗るまでは、なんとか持つと思いましたが、念のため小梨平キャンプ場の充電サービスを使いました。入浴の受付のところで受け付けてもらえました。充電器もケーブルも不要です。

朝6時から夕方の18時までの充電で、100円。ほとんど、サービスに近い料金です。もちろん途中で受け取ることも出来ます。逆に、18時から6時のパターンもできるようです。朝、6時からキャンプ用を出るまでの間で、少しでもと思いましたが、10時過ぎに受け取って20000mAhのバッテリーが半分以上充電できた感じでした。結構、出力の大きいUSB充電器を使ってそうです。
徒歩キャン目線の情報
【近くのスーパー・コンビニ】
スーパーもコンビニも有りませんが、小梨平キャンプ場の売店で肉も野菜も調味料も手に入ります。
【アルコールの入手先】
- 小梨平キャンプ場売店:ビールに酎ハイ、日本酒にワイン。クラフトビールはありませんでした。
- 五千尺 売店:ビール(クラフトビールあり)に日本酒、ワインに焼酎
- 白樺荘 売店:ビール(クラフトビールあり)に日本酒、ワインに焼酎
【入浴】
小梨平キャンプ場内に、14:00-16:00の予約制のお風呂があります。混み具合によっては、12:00からになるようです。温泉ではないですが、湧水を沸かしているそうです。上高地には、外来湯がたくさんあって、いかに紹介があります。入れる時間帯はまちまちです。
https://www.kamikochi.or.jp/enjoy/public_baths
上高地への行き方考察
上高地に手軽に行くのであれば、さわやか号一択ではないでしょうか?
渋谷から
渋谷からだと、バスの種類は、4列シートしかありません。
行き: 渋谷マークシティ発 →上高地バスターミナル着
- 7:10 → 13:10
- 22:00 → 5:20
帰り: 上高地バスターミナル発 → 渋谷マークシティ着
- 13:00 → 18:05
- 15:50 → 20:40
東京から
東京からだと、バスの種類は、3列シートのみです。
行き: 東京駅八重洲南口発 → 上高地バスターミナル着
- 22:40 → 5:20
帰り: 上高地バスターミナル発 → 東京駅日本橋口着
- 15:30 → 20:35
新宿から
新宿からだと、発車時刻によりますが、バスの種類は、3列シート、4列シートがあります。
行き: バスタ新宿発 → 上高地バスターミナル着
- 7:15 → 12:02
- 22:25 → 5:20
帰り: 上高地バスターミナル発 → バスタ新宿着
- 15:00 →19:47
- 16:10 → 20:57
横浜から18切符とかを使って格安に行くには
行き土曜、帰り日曜で考えました。/で区切られた時間は、着/発の意味です。
行き
- 04:47 横浜
- 京浜東北線
- 04:49/04:54 東神奈川
- 横浜線
- 05:49/06:04 八王子
- 中央線
- 06:11/06:14 高尾
- 中央本線
- 09:35/10:10 松本
- 上高地線
- 10:40/10:50 新島々
- バス
- 11:55 上高地バスターミナル
松本駅からバスであれば、
- 10:15 松本バスターミナル
- バスナショナルパークライナー
- 11:55 上高地バスターミナル
帰り
小梨平キャンプ場のチェックアウト13時の後に帰るとすると
- 13:20 上高地バスターミナル
- バス
- 14:25/14:45 新島々
- 上高地線
- 15:15/15:55 松本
- 中央本線
- 17:07/17:23 小淵沢
- 中央本線
- 19:44/19:52 高尾
- 中央線
- 19:58/20:02 八王子
- 横浜線
- 21:00/21:05 東神奈川
- 京浜東北線
- 21:08 横浜
終電まで粘った場合
- 17:30 上高地バスターミナル
- バス
- 18:35/18:39 新島々
- 上高地線
- 19:09/19:35 松本
- 中央本線
- 21:33/21:36 甲府
- 中央本線
- 23:00/23:04 高尾
- 中央線
- 23:10/23:15 八王子
- 横浜線
- 00:10/00:13 東神奈川
- 京浜東北線
- 00:16 横浜